親愛なる物語たち
囲炉裏端の青い犬
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囲炉裏端の青い犬13
川縁には細い枝の茂った木々が立っていて、そこには笑いカラスたちが住んでいる。
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囲炉裏端の青い犬12
南に川が見える細い道を少し歩くと、小さな竹やぶが見えてくる。
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囲炉裏端の青い犬11
おれは、囲炉裏端が好きだ。1日の大半をそこで過ごすのさ。もう何年もそうしている。
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囲炉裏端の青い犬10
家の裏を流れる小川、そこを流れる水の音が、今日はやけに鼓膜を揺らす。
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囲炉裏端の青い犬09
今日は、何処にも行きたくないな。冷たい雨が降っているからね。
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囲炉裏端の青い犬08
小高い丘の上に腰掛けて、ラジオ局ノスタルジアにチャンネルを合わせる。
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囲炉裏端の青い犬07
その老婆は、橋を渡って隣の村からやって来る。青い犬に会う為にやって来る。
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囲炉裏端の青い犬06
此処の天候は、季節にとても従順なんだ。 冬は寒いし、夏は暑い。
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囲炉裏端の青い犬05
もうかなり昔の話になるけど、君は覚えているかい?
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囲炉裏端の青い犬04
今日も平凡な1日を、田舎にあるこの小さな家で過ごしたよ。 1日中、本を読んで過ごしたんだ。
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囲炉裏端の青い犬03
青い犬は、1日の殆どの時間を囲炉裏端で過ごしている。 だけど、時々思いついた様にゆっくりと腰を上げ、のっそりと家を出て散策に出かけるんだ。
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囲炉裏端の青い犬02
青い犬と僕は、心と心で話すことができる。 言葉は使わないんだ。
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囲炉裏端の青い犬01
僕の家には囲炉裏があって、その端には青い犬が寝そべっている。 床の上に顎を落とし、腹這いになって寝そべっている。