コンゴの森の冒険者ハンク

ハリナシバチ来る!


アンボロも目を覚ました!
「もう、こいつら…」
やっぱ小さな虫にたかれているらしい。

「ハリナシバチが集まってきたなあ~」
優しい人はアンボロに話しかける。
「こりゃ、少ししたらいっぱい来るぜ…」

アンボロはそう言って、葉っぱを小さくくるんだものを耳栓のようにつけた。
虫が耳に入るのを防ぐためだろうか~。
ぼくちんの耳にもこの黒くて小さな虫たちが入ろうとしている!

優しい人も耳の穴だけじゃなく、鼻の中にも指を入れている…。
「ハリナシバチって、その名の通り針はないから刺されはしないんだけどな~。
毎度のことだけど、とにかく汗とかにまとわりついてくる!」

そう言いながら、優しい人は今度は目の周りを手のひらで払っている~
「とにかく、こいつら、動物の体液ならなんだって吸いに来るんだよな…。
針がないのはいいけど、とにかくたくさん集まるとうっとうしい!」

アンボロは、優しい人のそういった小言を聞きつつ少し別の場所へ…。
一箇所にとどまると、どんどんハリナシバチが集まってくるからだ!
ぼくちんも少しだけあたりを歩き始めた~。

優しい人は同じ場所でまだ類人猿の観察を続けている。
今度はハリナシバチが目の中にも入ろうとしているのか~。
双眼鏡を下におろしては、目をこすったりしている…。

writing : ハンク

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