コンゴの森の冒険者ハンク

巨木に群がる生き物


アオバト、サイチョウ、エボシドリ…
鳥たちは盛んに飛び交いながら、イチジクの実をついばんでいる!
「イチジクの実は割と小型だよな」と優しい人は双眼鏡を覗いたままつぶやく。

「これだぜ!」
アンボロは近くで拾ってきたそのイチジクの実を見せている。
よく見たら、あたり地面にいっぱい同じ実が落ちている…。

ぼくちんはその実の一つに鼻を近づける…。
ははあん、さっきの独特のきな臭い匂いはこの実から発していたんだ!
きっと大量に実がなっているから、匂いも風に乗ってきたんだな…。

「さっきの2種類のサルのほかに、クチヒゲグエノンも…」
異なる3種のサルのグループがやはり同じイチジクの木に群がっている。
鳥とサルの饗宴だ!

「あれ、カンムリグエノンもいるのかなあ~」
姿は見えないが、その鳴き声が聞こえると優しい人はアンボロに尋ねる。
「間違いないな…ひょっとしたらチンパンジーも来るぜ~」

こうした巨大なイチジクの木にはいろんな動物が集まるらしい。
アンボロは経験的に知っているんだな!
「そろそろチンパンジーが食べに来てもおかしくないんだ」

アンボロは確信するように言う。
「ほら、もう実はだいぶ熟しているだろ…
しばらく、待ってみよう…またチンパンジーが見れるかもよ~」

writing : ハンク

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