コンゴの森の冒険者ハンク

アリのハシゴ


サファリアリは地面と鍋の入り口にかけて、垂直のハシゴを作っていた!
ぼくちんも初めは目を疑った。
なに!?このハシゴって感じ…。

もっと目を近づけてその梯子を見ると…。
主に少し大きめの兵隊アリが一匹一匹縦に連なっている…。
それを網目のように広げて横にも広がっているのだ!

それがハシゴ全体を作っている!
そしてその周りや中をハタラキアリが登ったり下がったり…。
なんたる協同作業!

役割分担により、ハシゴを作り、鍋の中に入る!
秩序と統制が取れているぜ~。
驚くべき社会性動物だ。

ぼくちんはその凄さに舌を巻いた。
優しい人はバチバチ写真を撮っている!
うひゃあ~。

「でも、なんだって、鍋の中に連中は入るんだ?」
「中に残っていた、昨晩の魚の汁の油分を舐めに来たんだ…」
アンボロはごくふつうのことのように答える。

なるほど、肉食アリならそうするか!
きっと昨晩まずこの油の匂いでも嗅ぎつけて連中は大群でやってきたんだな…。
それを探そうと、キャンプ地全体にアリが散開していたのか!

ぼくちんも納得がいったぜ…。
「アンボロ、でもこのままじゃ、鍋、まずいよな…どうする?」
アンボロはエイやっと鍋を持ち上げ、そのままスタスタ小川の方に向かった!

writing : ハンク

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