コンゴの森の冒険者ハンク

ポツポツ!


優しい人はテントの中で懐中電光をつけた…。
その光でなにやら座りながらノートに書いている。
きょう一日の出来事をメモしているのかなあ?

そして文庫本を取り出して、横になって読みだした。
ぼくちんはその脇に寄り添って寝そべっている。
やがて懐中電光を消され、眠りの世界へ…。

どれくらい時間がたっただろう~ぼくちんは目を覚ました。
ポツポツって音がしている…。
何かがテントを叩いているようにも聞こえる。

「なんだ、雨でも降ってきたのかー?」
優しい人もその音に気づいたようだ~。
でも特に気にせず、また眠りについた…。

ポツポツという音は次第に激しくなる!
雨にしてはテントは濡れてないような感じがするけど…?
まあいいか、気にすることはないか~。

次の瞬間、足にチクッとした痛みを感じる!
なんじゃ、こりゃ?
やがて痛みは数箇所にも及ぶ…。

「痛いっ!」
今度は優しい人が跳ね起きる…。
そして急いで懐中電光を付ける!

テントの床にいくつもの小さいものが動いている。
「うわーっ、サファリアリだ!」
なんと、テントのチャックの小さな隙間からアリは次々と入ってきている!

writing : ハンク

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