コンゴの森の冒険者ハンク

まずは火を!


「さて、そろそろ行くかな…」
優しい人は立ち上がる。
もうお昼の時間はだいぶ過ぎた感じだ。

「アンボロ、キャンプする場所はここから遠いの?」
お尻の土を払いながら優しい人は尋ねる。
アンボロは眠そうな目を開けている…。

「そうだなあ、二時間はかからないかな~」
「よし、じゃあ、ぼちぼち行こうか!」
優しい人はカメラなどをザックにしまい込む。

気づいたら周りも静かに収まっている。
チンパンジーたちも騒ぎに疲れたのかしら…?
ぼくちんたちはその場をあとにした~。

アンボロは疲れた様子も見せず、さっそうと歩き始めた!
大きなザックを背負う優しい人の足取りは重たそうだ…。
ぼくちんはただついていく。

アンボロたちが昔使ったキャンプ地に着いたころはもうだいぶ日が傾いていた。
いまは森の中のその小さな広場は誰も使っていない。
古い薪のあとがあるだけ…。

優しい人は広場の枯れ葉を除けている。
そして平たそうな場所を選んだようだ。
小さな根っこや草を取り除いている!

そしてテントを張った…。
アンボロは薪を集めてきたようだ。
まずは火をつける!

writing : ハンク

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