コンゴの森の冒険者ハンク

チンパンジーのアリ食


あたりに耳を澄ませる。
きっと、そう遠くに行っていないチンパンジーの声が聞こえるはずだ…。
アンボロはそう踏んでいた!

その間、優しい人はベッドの下をうろうろしている…。
「うんちがあったぜ!」
おしっこもしていれば、ベッドからうんちもしてもおかしくない。

ぼくちんもそのうんちをいくつか発見!
きのう長屋の近くの森の中で見たうんちと形状は同じ…。
匂いまで一緒だ。

そうか、きのうのうんちの持ち主はチンパンジーだったんだな…。
ぼくちんは合点がいく。
それで近所の森まで来ていたチンパンジーが夕方奇声を上げたんだ!

優しい人はうんちの中身を点検している…。
ぼくちんも横から覗いてみている~。
「おい、なんか、アリの破片が入っているぜ!」

「そりゃ、サファリアリの頭じゃないか?」
様子を見に来たアンボロは即座にそう答える。
えーっ、ぼくちんはびっくり!

数え切れない数の群れを見た、あのサファリアリか!
あんな強力なカマを持ったアリをチンパンジーは食べるのか???
「群れの中に木の棒を突っ込んで、そこに噛み付いてきたやつを食べるんだぜ」

「でも、口の中でアリに噛まれるんじゃない?」
優しい人はアンボロに尋ねる。
「痛い以上にうまいんだろうなあ、きっと」とアンボロは笑う~。

writing : ハンク

コンゴの森の冒険者ハンク back number