コンゴの森の冒険者ハンク

チンパンジーのベッド


ぼくちんも森の中に同行する!
優しい人は先頭を行くアンボロに追従する~。
まだ夜明け直後で、森は薄暗い…。

アンボロの足は早い~。
キャンピング用品を入れた大きめのザックをかつぐ優しい人の足取りも軽い。
首からはいつものように双眼鏡!手にはフィールドノート!

目指すは…。
昨夕、聞こえたチンパンジーの声の方向だ。
もくもくと歩いていたアンボロが急に立ち止まる!

「おしっこ臭いな…」
アンボロはそう言いながら上を見上げる。
「チンパンジーはここで寝ていたぜ!」

「確かに…」と優しい人も上を見上げる~。
10-20mくらいの高さの枝の付け根に、大きな葉っぱの塊があちこちにある。
「1, 2, 3, 4,…全部で9個あるな…」

チンパンジーは木の上の高いところに、毎晩このように巣を作るという。
いくつかの小枝をうまく折り曲げて組み合わせ、そこに葉っぱを重ねて載せる。
いかにも心地よさそうな「ベッド」だ!

「少なくても9頭の集団だな…」
優しい人はノートにメモ書きしながらアンボロと確認する。
早起きのチンパンジーはすでにここからどこかに移動したようだ…。

よくみると、地面に近い葉っぱがたくさん濡れている!
これがさっきのニオイのもとだった…。
チンパンジーたちがベッドのある木の上からおしっこをしたためだ。

「やつらはさっきまでこの辺にいたはず…そんなに遠くに行ってないだろう」
アンボロはチンパンジーの行動をよく知っている~。
ぼくちんたちは、少し立ち止まって静かに様子を伺うことにした。

writing : ハンク

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