コンゴの森の冒険者ハンク

塩分のある水草


沼地とはいえ、炎天下でからだ全体が肩までどっぷり水の中~。
そしてとてもおいしそうに食べている水草ハイドロカリス。
ゴリラたちの細い目はまるでこの世の醍醐味だって言っているようだ!

「確か、ハイドロカリスって、ミネラル分が豊富なんだよな」
優しい人は本業の研究の知見をアンボロに話す。
「ミネラルって、何?」

「塩分とか…」
アンボロの問いに、双眼鏡を覗いたまま優しい人は答える。
「じゃ、そりゃ、あの水草は食べごたえがありそうだな!」

だから、ゴリラたちはみんなうれしそうにいっぱい水草を食べているんだ。
しかも泥は余計だから、ちゃんと洗っている!
その丁寧さに、ぼくちんは舌を巻く。

「森の中じゃ、ミネラル分はあまり取れないらしいぜ」
優しい人はアンボロに説明する。
「肉の中にはいっぱい含まれているんだけどな!」

じゃあ、ぼくちんは問題なくミネラルを摂取しているな~。
昆虫とかネズミとかをいつも食べているから!
日常茶飯事に…。

野生動物の肉をよく食べるアンボロたちも大丈夫なんだ!
アンボロは、ふ~んって顔をして聞いている。
「でも、ゴリラとかゾウなどの草食獣はそうはいかない」

だから、こうした<バイ>で水草を食べているんだ…。
優しい人はいろんなことを知っている!
ぼくちんも納得したぞ~。

じゃあ、今度は<バイ>でマルミミゾウも見られる日があるかな~。
ぼくちんは次の機会を期待しよう!
目の前のゴリラたちは一心不乱に水草を食べ続けている…。

writing : ハンク

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