コンゴの森の冒険者ハンク

つまんで食べる


「なんか、つまんでいるよな…」
優しい人は双眼鏡を覗きながらアンボロに尋ねる。
頻度は少ないけど、ゴリラによっては地面から何かをつまんでいる様子~。
 


ぼくちんもヤブの向こうにそういうのを見た!
でも、何をつまんでいるかはわからん…。
ゴリラはみんな一心不乱~。

あ、つまんだものを口に持っていっている!
「あーやって、見つけたものを食べるんだ」
アンボロもそう説明していた。

優しい人は双眼鏡から目を離さない。
つまんで口に入れたものをなんとか確認しようと…。
「でも、何を食べているんだか、小さくてよくわからんなあ」

枯れ葉をよけて、土を少し引っ掻いたら、なんか出てくるのかな?
ぼくちんもちょっとやってみようかな?
すぐそばは、まさに似たような地面だ!

土を引っ掻くのはぼくちんの得意とするところ!
いつもうんちをしたあと、うんちを隠すためにそうやるもんな!
さて、なんか出てくるのかな~?

ぼくちんもそれを試してみる。
何度も試してみる。
でも、なにかが出てくる様子もない…。

ゴリラたちはまだ懸命に土掻きをしている…。
でも“なにか”をつまむ頻度はとても低い。
それを口に持っていくケースはさらに極めて稀だ!

writing : ハンク

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