コンゴの森の冒険者ハンク

土掻き


ベンバの森を抜けてきたゴリラの家族。
いまや歓喜の絶頂のようだ!
お父さんゴリラが近づいてきたからなおさらだ…。

家族がここで一休みという感じ…。
少しバラけて移動してきたからかな?
まるで、ここでいったん集合、お互いの安否でも確認しているかのようだ…。

アンボロがある方向を指さす。
優しい人は双眼鏡で一心不乱にそっちを見ている。
あ、なにをやっているんだ、ゴリラたち!?

ぼくちんがそこで見たのは…。
地上に落ちているベンバの葉っぱを忙しげによけている。
そしてあらわになった地面を引っ掻いている様子だ!

一頭だけじゃない。
ぼくちんの目に入ったのは小さなゴリラだった。
でも他のゴリラもみな同じようにやっている。
 


子供もお母さんもそれぞれ思い思いに土掻きをしている。
お父さんゴリラはデンと座っている。
家族のみんなを見守りつつ、瞑想にふけっている様子だぜ!

土を掻いていったい何をやっているんだろう?
ぼくちんからの距離は20mくらい…。
でもヤブが少しあるので、詳細がよく見えないぞ~。

ときおり聞こえてくる音…。
「バン!」
あっちからも「バン!」

シャカシャカと枯れ葉をよける音。
そしてシャッシャッシャッと土を引っかく音。
そこに、バンと叩くような音が入り交じる…。

writing : ハンク

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