コンゴの森の冒険者ハンク

ベンバの森


「もう少しゴリラを追跡してみよう」
優しい人はアンボロにそう提案した。
面白そうだから、ぼくちんもついて行こうっと!

30分くらい歩いたかな~。
あたりが少し開けてきた。
もうあまり下草もなく、ヤブは少ない。

歩きやすい森が続く。
見通しもいい。
同じような樹木がたくさんある。

「ベンバの森に来たな…」
優しい人はそうアンボロに確認する。
ベンバという樹木がたくさん生えている場所だ。
 


ベンバの森はたいがい小川や湿地帯の近くにある。
「もうすぐ水場も近いのかしら?」と優しい人は問う。
「あともうちょっと行ったらバイがあるぜ!」

アンボロの言う“バイ”ってなんだ?
まあいいや、ぼくちんは二人についていくだけだ!
それにしても、ベンバの森は歩きやすく気持ちがいいぜ~。

キャッキャキャ、なんか、そんないかにも楽しそうな声が聞こえてくる~。
まだ少し遠いかなあ。
ぼくちんらはその音の方向に向かっていった…。

writing : ハンク

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