コンゴの森の冒険者ハンク

パンチング


半径10cmくらいの傘状の平たいものが幹からいくつも突き出している感じ~。
それが地上から幾層にも連なっている!
全体の高さはせいぜい1mくらいかしら…。

以前に見たタイプのシロアリ塚とは同じじゃない。
チンパンジーが棒を刺していた塚とはずいぶん違う…。
中にいるシロアリも違う種類なのかしら?

塚の表面の色はやや黒みがかっている~。
ぼくちんが前に見たやつはもっと明るい薄茶色だった。
高さも圧倒的に低い!

ヤブの向こうにいるゴリラ。
コブシをこのシロアリ塚に当てている…。
まさにパンチングだ!

これがさっきから聞こえていた鈍い音だったんだな…。
ぼくちんはようやく合点がいった!
でもいったい何をしているんだろう?

アンボロと優しい人は少し前進する。
もう少しゴリラを見やすいところを探しているようだ。
密生した草でよく見えないんだ。

ぼくちんも彼らについていく。
やがて少し見やすい場所にたどり着いた。
それでもゴリラはまだ10m先かなあ?
 


あ、ゴリラは地面に落ちたシロアリ塚の破片を拾っている!
そしてそれを手のひらに乗せて、舐めている。
一通り終わったら、その破片を捨て、また別のを拾っては舐める…。

しばらくするとまたパンチング!
破片を拾って、また舐める…。
この繰り返し~。

writing : ハンク

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