コンゴの森の冒険者ハンク

強烈な匂い


そのときプーンと匂いがしてきた!
強烈だ。
なんとも言えぬ体臭って感じ…。

はじめは誰かがいるのかなと思った。
優しい人やアンボロはずいぶん汗をかいているしなあ~。
でも匂いの方向は彼らの場所とまったく正反対だ!

この鼻につく匂い~。
どっかで嗅いだことがあるよな…。
そうだ、人間の脇から臭う匂いに似ている!

「まだ近くにいるぞ!」
いったい何がいるんだ???
アンボロは立ち止まったままあたりの様子をうかがう。
 


さっき見ていたゴリラのうんちは新鮮だった…。
だからゴリラが近くにいてもおかしくない。
ゴリラが近くにいると思うとやや緊張が走る!

いちばんやっかいなのが、密な藪の中でお互いハチあってしまうときだ。
こっちもびっくりするが、ゴリラもびっくりする…。
このときゴリラは怒号で威嚇してくることがある!

「ゴリラが急に威嚇してもひるむんじゃないぞ!」
アンボロは優しい人に小声で警告する。
そしてあたりの様子に耳をそばだてる…。

writing : ハンク

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