コンゴの森の冒険者ハンク

昆虫のかけら


優しい人はしゃがんだまま、熱心にゴリラのうんちを見ている。
おにぎり大の一個の塊が次々と崩されていく…。
見る限り、フルーツの種と草や葉っぱの繊維ばっかりだ!

もしぼくちんみたいにネズミを食べていたら…。
うんちの中にその骨のかけらとか、皮膚や毛も見つかるかもしれない。
それはね、ぼくちんは自分のうんちを見て知っているからなんだ!

それに、もしぼくちんみたいに昆虫をたくさん食べていたら…。
消化されにくいバッタの足とかも見つかるかもしれない。
それもね、ぼくちんは自分のうんちを見て知っているからなんだ!

でも、そういったものはゴリラのうんちにはないみたいだ…。
だから、ゴリラのうんちは草っぽい匂いなんだな~。
ぼくちんは動物性のものも食べるからうんちも臭いんだ!

優しい人は微に入り細に入り、うんちを見ている。
そうして、ちょっと丸みがかった小さな破片をいくつか見つけたようだ。
手のひらに載せたその小さなものは茶色っぽく少し硬そうなかけら…。
 


あれ、これって、小型のシロアリの頭の部分じゃない?
ゴリラはシロアリを少し食べたんだ、きっと!
でも、この固そうな頭の部分は消化されずにうんちに出てきたんだな!

今度はそれよりも少し大きめの黒い塊。
さらに、数ミリの長さの黒くて、か細い、でも固い棒状のもの!
これらは、何なのだろう?

writing : ハンク

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