コンゴの森の冒険者ハンク

雨漏りしない!


森の中のアンボロの仲間ピグミー族の集落。
焚き火で、雨に冷えた身体を温める。
ぼくちんも小屋の中でオレンジ色の炎を見つめる…。
 


まだ外では雨が続いている。
稲光も遠くに去っていない。
その低音がぼくちんのからだにも響く…。

「いやあ、参ったよな、この雨…」
濡れたからだを乾かすのでしばらく黙っていたアンボロがポツリという。
ぼくちんもからだの毛がやっと少し乾いてきたけどね~。

優しい人は雨に濡れた冷たい手を火にかざしていた。
「でも、この小屋、大雨なのに雨漏りしないよな~」
枝と葉っぱだけでできている小屋の丈夫さに感嘆する…。

「ちょっとでも穴が空いたら、葉っぱを重ねていつも補修するんだ」
アンボロは優しい人に説明する。
ぼくちんもグルリとドーム型の小さな小屋の屋根を見つめる…。

気付いたら、アンボロはもう雨のことなど蚊帳の外~。
もともと小屋の中にいた仲間とのおしゃべりに花が咲く!
雨で外に出られなきゃ、会話が至上の楽しみみたいだ…。

外は少し小止みになってきたかな~。
でも葉っぱの屋根だと雨の音も静かだ!
優しい人の住むトタン屋根の小屋とは大違い!

雨足がだいぶ優しくなってきた~。
アンボロたちはまだ話の饗宴!
ぼくちんは優しい人と小屋の入り口の方にいって、空を見上げた~。

writing : ハンク

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