コンゴの森の冒険者ハンク

迷わない森の民


もはや森のあちこちから大枝の巨大な落下音が響いている…。
予測がつかないだけに、危なっかしくてしょうがない!
視界は悪いけど、ぼくちんも上の方をキョロキョロ見る…。

森の地面を叩きつける豪雨。
それがうなりのようになり、周辺にこだまする…自然の不可思議さ~。
遠く離れた場所からまるで天からの女性コーラスが聴こえてくるようだ!

アンボロは歩くしかないと判断したのか…。
悪天候の中を再び進み始めた。
ときおり一瞬止まる…耳を澄ませているようだ~。

そしてぼくちんらはひたすら歩き続ける。
この激しい雨じゃ、優しい人もGPSもコンパスも取り出せない。
アンボロについていくしかない!
 


アンボロはひとつも躊躇せずに前進。
いくつものゾウ道の分かれ道があっても、迷わず止まらずに進む。
視界が十分でなくても、森を熟知しているとしかいいようがない!

やがて、ぼくらは広場に出た…。
ここはアンボロたちが使う森の集落だ!
枝と葉っぱでできたドーム型の小屋がいくつかある。

アンボロはその中のひとつに入っていく…。
ぼくらも続く~。
そこにはアンボロの仲間がいた。

アンボロは濡れたTシャツをすぐさま脱ぐ。
そして小屋の中の焚き火で冷えた身体をあっためる~。
あー、この暖かさはぼくちんにもとってもありがたい!

writing : ハンク

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