コンゴの森の冒険者ハンク

嵐の中の森


森の中を吹き抜けるナマ暖かい風~。
ぐっと気温も下がってきた。
湿気をたっぷり含んだ風はどちらかというとナマ涼しい…。

汗をかいたぼくちんのからだには風が心地いい。
でも、樹冠から覗く空はすでに黒っぽい曇天~。
昼間なのにもう森も薄暗い…。
 


木々の枝がサワサワ動き始めている!
風は強くなってきたのだ。
幾枚もの葉が強い風に流されて落ちてくる…。

こりゃ、来るな…イヤな予感!
ぼくちんはこうした様相に慣れているから、わかるんだ。
間違いない、大雨が降る兆候だ~。

アンボロたちも足を早めた。
急いで森から出ようとしているんだろう~。
ぼくちんも彼らを見失わないように、虫のハンティングもそこそこにする!

折角の森歩きが中途で終りとなり残念!
さっきまでいい天気だったのに~。
遠くから雷も聞こえてきたぜ…。

出発した長屋の場所まではそれほど遠くないだろう。
ぼくちんらはゾウ道を急ぐ!
雨に濡れたらかなわないからな~。

強まる風に木々の大枝が大きく揺れ始めた。
あちこちで枝の折れる音がする!
雷もかなり近づいてきたぞ~。

風に煽られた小枝が地上に落ちた音であろうか…。
ときおりバシャって音がここかしこで聴こえる。
そしてポツリポツリと冷たい雨が降ってきた!

writing : ハンク

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