コンゴの森の冒険者ハンク

キノコの香り


大雨のせいで仕事にならなかったのかな?
優しい人はまだ日が高い時間なのに、長屋に戻ってきた。
やったー、ぼくちんも部屋に入れるぞ!

大雨季になると、とにかく雷がこわいんだ。
でも大雨のあとのこの青空の気持ちよさ!
天気のメリハリがぼくちんにはとっても快いんだ。

優しい人も縁側に立って、どこまでも広がる青空を眺めている。
ぼくちんは隣に並んで、一緒に眺めている。
雨に濡れたあたりの草の匂いもとても新鮮だ!

部屋を開けた優しい人についていく。
カリカリくんをすぐに用意してくれた。
むさぼるように食べちゃった~。

雷のショックで疲れちゃったのか、ぼくちんは寝ちゃっていたようだ…。
縁側を誰かが上がってくる音で目が覚めた!
なんだ、アンボロか~。

アンボロは葉っぱに包まれたキノコを何本か手に携えていた。
さっき森の中で取ったやつだな。
それを優しい人に渡していった…。
 


早速、優しい人はキノコをきれいに洗い、泥を流し、調理を始めた。
油を引いたフライパンで炒めて、ちょっと醤油を垂らしていた~。
でもとってもいい香りがしてきた~。

writing : ハンク

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