コンゴの森の冒険者ハンク

小柄な森の民


森の中に集落を持つ彼らはなんか小柄だなあ。
ぼくちんがいつもお世話になっている優しい人よりもみな背が少し低いぞ。
みんな容器に入れてきたシロアリを見てなにやら喜んでいる感じだ。

森の中に住んでいる人たち~。
彼らはなんでも森の素材で作っている!
きっと食べ物も森から調達しているのかしら?

ドーム型の小屋だって、木々の枝や大きい葉っぱでできている。
腰に巻いているのも衣服というより、葉っぱなどでできたものだ。
さっきまでシロアリを入れていた容器も木と葉っぱでできている。

彼らは「森の民」なんだ~。
ぼくちんには見たことのない世界!
きっと学ぶことも多いかもしれないなあ。
 



集落にいた女性たちは早速容器からシロアリを取り出した。
彼らもサルやサイチョウのように食べるのかしら?
興味津々のぼくちんは、集落の小屋の後ろから見ることにしたんだ。

まず大きめのフライパンのような容器にちょっとだけ油を入れた。
それを焚き火の上に載せて、熱しているぞ。
そこに、採集してきたシロアリを全部入れた!

よく見ると、シロアリの羽根や足がどんどん焦げてなくなっていく…。
フライパンの中に残ったのはシロアリの胴体ばかりだ!
そして、女性たちはそれをあまり時をおかずに、臼に入れた~。

胴体だけになったぶよぶよのシロアリ!
それが小気味よい音とともに、臼の中で突かれ始めた~。
いったい何ができるんだろう?

writing : ハンク
illustration : ちくわ

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