コンゴの森の冒険者ハンク

もぞもぞ動く枯葉


きょうもいい天気だ。
長屋の優しい人の部屋でグッスリ寝たから身体も軽快だ。
今朝はおしっこに行ったついでに森の中に入った!

久々の森の朝はいい。
まだ動物たちも目覚めていないのか、あたりはまだ森閑としている。
聞こえてくるのはあたりの虫の音と遠くヨウムのすがすがしい声だ。

 



シャリシャリシャリ~。
その音が聞こえてくるのは少し先の地面の方からだ!
しかも夜露に濡れた地面の葉っぱがなにやら動いているぞ。

あー、あいつらだ!
あのササとの戦いで負けたシロアリの連中だ。
地面いっぱいに広がっている!

その数、尋常じゃない。
シャリシャリという音はやつらが葉っぱの上を行き交う音だった。
様子を見に行こう~。

数えきれないシロアリ~。
多数のハタラキアリが枯れ葉の上を下を行き来している。
何をやっているんだろう?

おっかなびっくりで、抜き足差し足で彼らに近づく!
でも、彼らはむやみに襲ってこないし、ササみたいに刺したりしないようだ。
少し安堵して目の前で見たものは…!

なんと、地面の枯れ葉を小さく切り刻んでいた!
直径数ミリ状のその葉っぱの破片はそのままどこかに運ばれていく。
それをあちこちで、みんなでせっせとやっている!

writing : ハンク
illustration : ちくわ

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