コンゴの森の冒険者ハンク

真っ暗闇の不気味な音


夕方、ぼくちんはいつものように長屋の部屋で涼んでいた。
優しい人の用意したカリカリくんもたらふく食べた。
でも気づいたら、まどろんでいたようだ~。

あれー、もうあたりは暗いなあ。
夜になっちゃったか!
でもなんでか、今日は優しい人はぼくちんを部屋から追い出さないんだ。

とうとうそのまま優しい人はベッドで眠ってしまったようだ。
ぼくちんもひんやりとした心地よい板の間に寝転がったまま~。
いつしか、夢の世界へ…。

 



ん?真っ暗闇の部屋の中で、ぼくちんは妙な音を聞いた…。
カリカリカリ、カリカリカリとかすかな音。
なんかが木でもかじっているんだろうか?

気になってしょうがない!
ぼくちんが寝そべっているドアの近くの柱から聞こえる…。
むっくりと起き上がって、ぼくちんはその音の方へ近づく!

夜目でみてもその音の正体はわからん!
どうも柱の中から音がするようだ~。
でもそれ以上はわかんないや…。

どれだけ時間が経っただろうか。
部屋のドアがあく音がした。
優しい人が出入りし始めたようだ!

ぼくちんも急いで、あいたドアから外に出た。
一晩、おしっこを我慢したもんな。
やがて、東の空が明るくなってきた。

writing : ハンク
illustration : ちくわ

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