コンゴの森の冒険者ハンク
舐めんなよ!
ハチに追われていたら、そりゃたいへんだぜ!
アフリカミツバチは汗や体液を吸うためにからだにまとわりつく。
でも下手に追い払ったりしようとするとさらに凶暴になるんだ。
おしっこやうんちをしているときはけっこう危険なんだ。
やつらはそれも舐める!
だからそのハチに嫌な思いをさせると、お尻やキンタマを刺される~。
アフリカミツバチの針による一撃はつらいぜ。
刺された場所だけじゃなく、そのまわり全体が焼き付くような痛み。
刺さった針をすばやく抜かないといつまでもジンジンする!
ハリナシバチもたまんない。
名の通り、針は持っていない。
だけど、安心してはいけない。
こいつらも体中のありとあらゆる体液を舐めに来る。
からだにたかると、痛くはないけど皮膚の表面がこそばゆい。
そして身体が小さいから目の中、鼻の中、耳の中、どこでも入ってくるんだ。
こりゃ我慢出来ない!
でもそこでうっかり一匹でも殺してみろ!
嫌な匂いが出て、その匂いがまた仲間を何百匹と連れてくる。
そうなったらもう顔面が覆われてしまうくらいになってしまう。
するともうその場にはいられなくなる。
そういうときは一気にジャンプして木陰に行かなきゃ!
writing : ハンク
illustration : ちくわ