コンゴの森の冒険者ハンク

目覚め


ぼくちんは夢の中にいた。
なんか、すーっと寝ちゃって、いま目が冷めた。
でも、まだなんか目がぼーっとしている。
 


寝ていたのはどうもほんの短時間だったらしい。
あたりはまだ明るいから、そんなに時間は経っていないんだ。
でも、いつもの昼寝の感じとは違っていた~。

ゆっくり起き上がってみる。
頭がふらふら~。
からだもゆらゆら~。

しばしそのまま時を過ごす。
寝かされた台の近くには赤い液体の入ったチューブがおいてあった。
ぼくちんのからだから抜かれた液体のようだ。

ときが経つに連れ、なんとなく思い出してきたぞ。
確か、ぼくちんはいきなり人間に掴まれて、台の上に載せられた。
なんかチクンとした痛みを感じて、そのまま寝入ってしまったんだ。

でも、目覚めは悪くない。
針のようなものを刺された皮膚の場所も痛くない。
だんだんと意識がもどってきたから、ちょこっと動こうかな。

もうあのチクンとした痛みは味わいたくない。
とりあえず隠れよう。
二度と人間どもには掴まれたくない!

writing : ハンク
illustration : ちくわ

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