コンゴの森の冒険者ハンク

ライバル登場!!


そうした虫を狙うのはぼくちんだけじゃないんだ。
虫をハンティングする虫もいる。
ぼくちんの競合者だ。

大きな鎌を持ち、
その鎌に挟まれたら、
小柄な虫はひとたまりもなく、まずは身動きが取れなくなる!
 


ぼくちんもこいつらカマキリの鎌に噛まれたいとは思わない。
大型のヤツもいる。
鎌がへんてこな形をしたやつもいる。

でも小さなタイプはぼくちんも恐れてない。
逆に捉えてやるさ。
カマキリの腹こそブヨブヨしていて、食べごこちがいいんだ。

俊敏に相手を見極めるヤツラの大きな両眼。
一度相手を捉えると、相手の動きに合わせて、目玉も左右上下に動く。
じっと見つめられるのは気持ちのいいもんじゃない。

ある日、ぼくちんは草むらの中にピンク色の花を見つけた。
あまりにも鮮やかできれいなんで、近づいてみたんだ。
ついうっとりする。

でもそれは見事に背中を擬態したカマキリ、その名もハナカマキリ~。
危うく、ぼくはその大型のカマキリに鼻を噛まれそうになった!
あぶない、あぶない。

カマキリには噛まれるだけじゃない。
運よく捕らえたのち、場合によってはその尻から長い線虫を出してくる。
この線虫がうっかりすると、足から体内に入ってしまうこともある。

そうなったら、足はパンパンに腫れ、
痛くて、しばらく歩けなくなる。


writing : ハンク
illustration : ちくわ

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