コンゴの森の冒険者ハンク

敵機襲来~!!


ぼくちんは時には夜も昆虫狩りをする。
夜も虫の宝庫だ!
ぼくちんは幸い、暗闇の中でも動く虫が見えるんだ。

ある日、集団でなにかが飛来してきた。
ブオーーンと響きをたてて~。
羽根を大きく広げ、けっこう体は太っている。

どうも蛾の仲間らしい。
ぼくもときには蛾も食べる。
チョウチョよりも食べがいがあるしね。

でもこの大集団の襲来には太刀打ちできない。
ただ静観するのみ。
どうやらこいつらはみな、建物の壁に羽を休ませたようだ。

朝方ちょっとうとうとして、空が明るくなり始める夜明け。
ぼくは壁を見やる~。
なんと、これらの蛾はまるで戦闘機みたいだ!
 


すさまじさは数だけじゃない。
その羽根はまさに迷彩服そのものだ。
ウンモンスズメ蛾と呼ぶらしい。

壁の近くまで行くと、地面に何匹かその蛾が落ちている。
足をばたつかせている。
一晩中壁に張り付いていて、くたびれて落下したのかしら?

構うもんか、ぼくちんはいただくぜ。
いただきま~す!
シャリシャリ、ブチュ~、むしゃむしゃ。

writing : ハンク
illustration : ちくわ

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