コンゴの森の冒険者ハンク

行列ができるレストラン


ある日の夕刻、長屋に行こうとした。
また縁台でナッツでももらえるかなあ。
ん?でもいつもと様子が違うぞ!

ぼくちんが遠くから見たのは、なにものかにびっしり覆われた縁台!
もっと近づくと、それがチョウチョの群れだとわかる。
これじゃ、縁台の上に行っても足の踏み場もない~。

いつもの優しい人も縁台にいないよな。
よく見たら長屋の壁にも、タテハチョウらしいこのそのチョウチョはぎっしり。
優しい人が干していた服にもところどころチョウチョはたかっている。

なんで、ある服にはチョウチョがいなくて、
別の服にはぎっしりチョウチョがはためいているんだ?
ぼくちんは服の方に近づいてみる。
 


あ、そうか、チョウチョはうんちやおしっこを舐めるんだ。
ということは、汗だってきっと舐めるさ。
縁台はいろんな人が裸足で歩いてきた積年の汗がしみているのかな?

思い切って縁台に上がって、服にたかっているチョウチョを攻撃だ!
チョウチョは一斉に舞って行ってしまい、残された服の匂いをかぐと、強烈なアンモニアの匂い!
チョウチョたちは汗をさんざん吸って、最後には自分たちのおしっこを引っ掛けて去ったんだ~。

チョウチョがいっぱい付いている服はまだ汗臭かったんだ!
だから大挙して汗を舐めに来たというわけだ。
チョウチョの有無で服洗いがちゃんとできたかどうかわかるんだな~。

writing : ハンク
illustration : ちくわ

 

 

 

 

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