コンゴの森の冒険者ハンク
チョウチョのヒ・ミ・ツの大好物
ぼくちんにとって森の中での楽しみはまだあるんだ。
木々の合間をヒラヒラ舞う虫。
そう、チョウチョを追いかけ回すことだ。
小さいのから大きいのまで。
白色から黄色、赤色のものまで。
そして全体が黒だけど羽の真ん中あたりが青光しているチョウ。
色とりどり。
でもぼくちんはうっとりと鑑賞しているだけじゃない!
すきあれば、葉っぱや花の上に止まっているチョウに襲いかかるのだ。
チャンスはチョウチョが熱心に地上にいるときだ。
あいつら何を舐めているんだろう。
チョウチョって、花の蜜を舐めんじゃないの?
近づくと、舐めているのは動物のうんち!
きゃははは~。
群れをなして、みんなで舐めている。
うんちだけじゃない!
ちょびちょびとおしっこも舐めているさ。
一心不乱なところみると、よっぽどおいしいのかなあ。
土をすぐかぶせちゃうぼくちんの糞尿には届かないさ。
ケケケ~。
ぼくちんはそうしたチョウチョを狙って、いざ襲いかかる!
writing : ハンク
illustration : ちくわ