コンゴの森の冒険者ハンク

人間の様にストレスに悩む。


ヨウムの多くが死に行くのは病気のせいなのかしら?
そうか、あの狭い籠の中で身動きできなくて、そのときに仲間のうんちをいっぱいかぶったせいかな?
それで寄生虫にかかってしまった ?!

あー、それと思い出したよ。
狭い籠にいたときの、ヨウムのあの金切り声!
閉じ込められていたのが、きっとすごく嫌だったんだろうな。

いつもは自由に大空を飛んでいるヨウム。
仲間と一緒に楽しそうに過ごすヨウム。
あんなスシ詰め状態じゃ、ぼくちんだって嫌だぜ。

しかもヨウムは歌をすぐに覚えるくらい頭がいいとくる!
だから、ものすごく敏感に迅速に、嫌さを感じているんだろうな。
きっと心もめげているにちがいない。

それって、ストレスっていうやつ~?。
ヨウムの死が多いのは、寄生虫のせいだけじゃないんだ。
自由を奪われ、仲間と生きられないつらさのせいなんだ。

最初はあんなたくさんいたのに、もう半分くらいは死んでいるよ。
毎日様子を見ているぼくちんだからこそ、それはわかる。
広いヨウム舎であっても、ストレスはそう簡単に直せないんだろうな。

きっと人間も同じなんじゃない、ってぼくちんは思うな。
自由を奪われて、家族や友人と離される。
衛生条件も悪い上に、身動きのできない場所に閉じ込められる!

みんな、そういうのは嫌なはず。
でも、なんだって、ヨウムたちはあんな狭い籠に入れられたんだろう?
ぼくちんには理解できないことが多い。

writing : ハンク
illustration : ちくわ

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