コンゴの森の冒険者ハンク

上手に歌をまねるヨウム


あれ、ヨウムが人間の歌を歌っている!
ヨウム舎ができてからだいぶ月日が経ってからのことだ。
まるで、ヨウム舎に人間がいるみたい~。

ぼくちんもその曲はきのう近くから聞こえていたのを覚えている。
でも、ヨウムはたった一日で歌を覚えたのかな?
ヨウムってずいぶん賢いのかしら~。
 

 

ぼくちんには決してそんなことはできない。
ヨウム、うらやましいなあ。
ぼくちんもあの曲はけっこう好きだったのに…。

きっとヨウムって、すごく能力を持っているんだろうな。
一回聞いただけの音楽をもう覚えているんだ。
広くなったとはいえ、自由ではないヨウム舎の中での生活の楽しみになっているのかもと思う。

とはいえ、毎日のように、ヨウムは死んでいっている。
死体が見つかるたびごとに、餌係がスコップで死体を外に出す。
見るのがつらいよ。

あの注射器の人達が懸命にヨウムの面倒を見ているのになあ~。
それでも、次々と死んでいく。
なんでなんだろう?

writing : ハンク
illustration : ちくわ

 

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