コンゴの森の冒険者ハンク

ヨウムを思う夜


普段だったら、ぼくちんは鳥を見つけたら一目散に近づいていく。
獲れるもんなら、獲ってみたいって思う。
ぼくちんは名ハンターだしな。

でも、このヨウムたちの様子は尋常じゃない。
いったい何が起こったんだ?
「早く自由にしてくれ」って、必死になって叫んでいるように聞こえる。

そうやって、だんだん夕刻が近づいてきた。
倉庫が閉まる前に、倉庫にもどんなきゃ。
あのヨウムたちが気になるけど、ぼくちんはお仕事があるからだ。

やがて闇が訪れてきた。
ぼくちんはネズミに目を光らせる。
今晩もしっかりお勤めを果たすぞ!

でも、今宵はヨウムのことがとっても気になる。
夜の帳とともに、少しはヨウムたちも静かになってきた。
日中、あれだけ叫び続ければ、きっともう疲労困憊に違いない。
 


やがて夜明けが近づいてきた。
ヨウムたちも目が覚めたのだろうか、また騒ぎ始めた。
気になるなあ、早く倉庫の外に出て状況を確かめたい~。


writing:ハンク
illustration:ちくわ

 



 

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