コンゴの森の冒険者ハンク

閉じ込められた翼


ある日、奇妙な音でぼくちんは目が冷めた。
昼間は倉庫のお勤めがないので、日陰でウトウトしているんだ。
ときおり人間の声がするくらいで、静かなひとときだ。

でも、そのつんざくような音は、ぼくちんをいやおうなしに夢の世界から揺り起こした。
いったい何が起こったのだろう。
ぼくちんは起き上がって、あたりをウロウロし始めた。

その音は地上から聞こえてくる。
えー、毎朝見る、あの空高く飛ぶヨウムがたくさんいる。
しかも小さな檻の中に、ぎっしりと詰め込まれている。
 


なんで、ヨウムたちは空に飛んで行けないんだろう。
悲鳴のような騒ぎ声はそのヨウムたちのものだった。
ぼくちんだって、あんな狭い檻に押し込められたら、泣き叫ぶさ。

おっかなびっくり、少し近づいていく。
よく見ると、檻の中のヨウムの中にはもう生きていそうにないものもたくさんいる。
なんで、死んじゃったんだろう?


writing :ハンク
illustration:ちくわ

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