コンゴの森の冒険者ハンク

密猟されたヨウム


もう8年前のことだ。
「ヨウムを許可なしに捕獲していた密猟者が逮捕された。
でもその捕獲されたヨウムがもうすぐ基地に届けられる。」
と、基地のプロジェクトマネージャーであるぼくは聞いた。
 


困ったなあ~。
ヨウムを預かっても、ぼくは獣医ではないし、面倒も見れない。
そうかと言って、すぐに森に帰す訳にはいかない。
それに一体どこでヨウムを預かるのか。
まずぼくはそう思い、不安な気持ちでいっぱいになった。

翌日、大型トラックが基地に到着した。
大きなケージに入ったヨウムがとうとう運ばれてきたのだ。
なんと、数百羽もいる!いったいどうするんだ?

ぼくは基地の責任者として、なんとかできることをしなくてはいけない。
それに、つんざくようなうるさい声。
ヨウムって、見た目はかわいいのに、こんな喚き叫ぶような声を出したんだっけ?

まずはヨウムを収容できる場所づくりだ。
これまでプロジェクトの簡易集会所として使っていた掘っ立て小屋がある。
それをリフォームして、なんとかヨウムの飼育舎としようとアイデアを出す。
突貫工事が始まり、仲間の獣医に連絡を取り、ヨウムの餌の手配も始めた。

 
writing:ドクター西原
illustration:ちくわ

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